第31回漢方治療研究会

御礼

お陰様で何とか第31回漢方治療研究会を無事に開催することができました。
何かと至らぬ点がありましたことを深くお詫びし、お許しいただければと存じます。
薬剤師研修センターのシール、日本東洋医学会専門医・認定医更新点数、参加証などにつきましては
メールでご案内したように対応させていただきますのでよろしくお願い致します。
第31回漢方治療研究会に際してお困りのことがありましたら、事務局にご連絡ください。
■事務局:東海大学医学部専門診療学系漢方医学 E-mail:kampo@tsc.u-tokai.ac.jp

  第31回漢方治療研究会チラシ

会頭挨拶

第31回漢方治療研究会会頭
東海大学医学部専門診療学系漢方医学教授
新井 信
第31回漢方治療研究会会頭 東海大学医学部専門診療学系漢方医学教授 新井 信

第31回漢方治療研究会の会頭を務めさせていただきます東海大学医学部専門診療学系漢方医学の新井信と申します。
昨年初め、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起こり、突如として私たちはかつて経験したことのない日常を強いられることになりました。この研究会も、熱気の籠もった会場で朝から晩まで漢方論議に花を咲かせるという当たり前ができなくなってしまいました。あれから1年半近くが経ち、ようやくワクチン接種が始まりました。しかし、これからの時代はパンデミック前の元の生活に戻ることはなく、新しい日常を模索していかなくてはなりません。
そこで、コロナ禍で開催する今回の研究会は、今後を見据えて、安心・安全・安価をモットーに、完全Web開催とし、テーマもタイムリーに「ウィズコロナ時代の漢方」といたしました。特別講演には、漢方、中医学、医史学に深い造詣をお持ちの安井廣迪先生にお願いし、中国の疫病史からみる処方の変遷についてお話いただく予定です。さらに、Web開催ならではの企画で、アーカイブ放送として「昭和の先達に学ぶ 矢数道明先生の診療」を提供いたします。
この漢方治療研究会は、かつて湯液治療研究会と称し、煎薬を主体とした漢方論議が盛んに行われました。今回の完全Web開催を契機に、全国から多くの先生方に参加していただき、エキス剤にこだわらない熱気に満ちた研究会を再び実現したいと、主管である神奈川県4大学医学部FDフォーラム(東海大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学、横浜市立大学)が、鋭意準備を進めております。どうか、来る9月26日は皆様が大好きな漢方を存分にお楽しみください。

プログラム

10:30-11:30 オンライン受付開始 11:30-11:35 開会の辞 第31回漢方治療研究会 実行委員長 野上達也 11:35-12:10 アーカイブ放送 座長 花輪壽彦 (北里大学 東洋医学総合研究所) 昭和の先達に学ぶ「矢数道明先生の診療」

12:15-13:15 一般演題1 座長 石上友章 (横浜市立大学 循環器腎臓内科学)

  1. 鍼灸と漢方の併用が奏功した睡眠障害の1例 井田剛人 (北里大学 東洋医学総合研究所漢方鍼灸治療センター)ほか
  2. 胸中の灼熱感と倦怠感に梔子乾姜湯加減が奏功した1例 原田直之 (飯塚病院 東洋医学センター漢方診療科)ほか
  3. 慢性咽喉頭炎に対し駆風解毒散料加味を投与し効果的であった一例 三橋成輝 (北里大学 東洋医学総合研究所)ほか
  4. 超高齢者における厥陰病 小林 瑞 (町田丘の上病院)
  5. 標準治療が困難であった肺非結核性抗酸菌症に茯苓四逆湯が奏功した一例 鈴木朋子 (埼玉医科大学 総合診療内科)

13:20-13:35 東亜医学協会賞表彰式 挨拶 東亜医学協会理事長  花輪壽彦 挨拶 選考委員会委員長    秋葉哲生
13:35-13:45 主催組織紹介 神奈川県4大学医学部FDフォーラムの紹介 新井 信 (東海大学医学部 漢方医学)
13:45-14:45 特別講演1 座長 新井 信 (東海大学医学部 漢方医学) 疫病の歴史と漢方医学 安井廣迪 (安井医院)
13:50-15:40 一般演題2 座長 中田佳延 (湘南病院 漢方外来) 座長 高士将典 (東海大学医学部付属病院 東洋医学科)

  1. ドセタキセルで治療中に生じた下腿浮腫と体のピリピリした痛みに苓姜朮甘湯加附子が有効であった症例 中田佳延 (湘南病院 漢方外来)
  2. 難治性の全身浮腫に対して大建中湯加減が利尿効果を示した一例 畝田一司 (福島県立医科大学 会津医療センター漢方医学講座)ほか
  3. 下肢静脈瘤に当帰芍薬散料加附子が有効と考えられた1例 清水幸彦 (岩手県立江差病院)ほか
  4. 六君子湯再考 -ウィズコロナでこそ示すべき漢方医学的方法論- 宮澤裕治 (みやざわクリニック)

15:45-17:00 シンポジウム 座長 松田隆秀 (聖マリアンナ医科大学 総合診療内科) 座長 小田口浩 (北里大学医学部 東洋医学総合研究所)

  1. 軽症,中等症のCOVID-19症例に対する漢方治療の経験 高山 真 (東北大学病院 総合地域医療教育支援部総合診療科・漢方内科)ほか
  2. 当クリニックにおけるタブレットを用いたCOVID-19診療の取り組み 當山和代 (名嘉村クリニック)ほか
  3. 台湾における実例から考えるCOVID-19に対する漢方治療の可能性 龍 興一 (千葉大学大学院医学研究院和漢診療学)ほか
  4. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後に生じた症状に対して漢方薬と鍼灸治療を併用した一例 山中一星 (東海大学医学部付属病院 東洋医学科)ほか

17:00-17:20 指定講演 新型コロナウイルス感染症に対する漢方薬による予防・治療研究 高山 真 (日本東洋医学会運営委員会特別ワーキンググループ)

17:20-17:25 優秀演題表彰 新井 信 (東海大学医学部 漢方医学)

17:25-17:30 次期会頭挨拶 及川哲郎 (東京医科大学総合診療医学分野)

17:30-17:35  閉会の辞  会頭(東海大学医学部 漢方医学) 新井信

演題申込】演題は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

演者の先生方へ

一般演題は口演7分、質疑応答5分、シンポジウムは口演15分で予定しております。宜しくお願い致します。
詳細は運営会社である(株)クロスコよりご連絡させていただきます。

参加支払い申し込み方法

支払期間:コンビニ振込みの場合2021年9月25日(土)、カード支払いの場合2021年9月26日(日)11:00までとさせて頂きます。
振込はイベントページからの申し込み時に決済画面に映りますので、その際にご対応お願い致します。
振込手数料は振り込み本人の負担となります。お振込み後の返金はお断りしておりますので、ご容赦ください。
■事務局:東海大学医学部専門診療学系漢方医学 FAX:0463-95-3892
E-mail:kampo@tsc.u-tokai.ac.jp
〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143  東海大学医学部専門診療学系漢方医学 第31回漢方治療研究会事務局
■主催:神奈川県4大学FDフォ―ラム漢方ユニット・東亜医学協会
■後援:公益財団法人日本薬剤師研修センター・一般社団法人法人 日本東洋医学会
*日本薬剤師研修センター3 単位(漢方薬・生薬) 研修会承認番号:G01-2021-L-54245
(開催時間の都合で単位数が例年の4点から3点に変更になっておりますのでご留意ください。)
*日本東洋医学会認定医、専門医更新点数10点